’s スキルアップアイランド」「ごくらく♪ゆこま温泉郷」の3連打。しかも直前に歌唱されていた楽曲のことも考えれば、音楽的なサウンドはもとより表現のベクトルが全く異なる楽曲が立て続けに披露されたわけで、あまりに大きすぎる振り幅におもわず筆者も笑顔が止まらない状況となってしまいました。見ているトレーナーのなかでも「いやどういうことだよ!」と笑ってツッコミたくなった方もいるかもしれません。 しかしながら、こういったコミカルな要素もまた「ウマ娘」のイチ側面であり、ある意味では「ウマ娘」ワールドの強固さや堅牢さを感じさせたタームといえます。直近で楽しむことができるシナリオストーリーの世界観に、ウマ娘本人の嗜好性が現れた劇中劇と、まさに「ウマ娘」ワールド全開といった様相でした。 ◆「ウマ娘 シンデレラグレイ」の織りなすアツい世界観 中盤に入ると、現在絶賛放映中のアニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」のパートへと移っていきます。ライブ開始前に会場全員で見ていたアニメ作品を、今度は音楽ライブを通じて体験してみるという贅沢な流れ。 それでいてスタートしたのは、なんと先ほどまで見ていた第2クールオープニングテーマの「スパートシンドローマー」。歌うは、高柳知葉さん(オグリキャップ役)です。 真っ直ぐに歌声をぶつけていく高柳さん、OPテーマとして使用されている約1分30秒ほど尺のみの歌唱であったにもかかわらず、芯を食った選曲にどよめく観客たち。歌い終えてもなお驚きの空気が流れるなか、つづいて歌ったのは高柳さんにくわえ、香坂さきさん(ゴールドシチー役)、優木かなさん(スーパークリーク役)、日原あゆみさん(ヤエノムテキ役)の4人による「Legend-Changer」でした。 ちょうどこの日放送(かつ鑑賞)していた「ウマ娘 シンデレラグレイ」第16話がジャパンカップ出走直前を描いた回で、オグリキャップとゴールドシチーの会話や、スーパークリークやヤエノムテキも劇中に登場していました。直後となるこのライブで、その面々が一堂に会して歌うというのは、もはやそれだけで昂るというもの。一層にアツい歓声がステージへと飛んでいきます。 そして楽曲は、第2期エンディングテーマ「ふたり」へ。ここで高柳さんがステージの左手へ、そして右手には同じようスポットライトが当たりますが、そのポジションにはだれも立つことなく、不在が強調されます。 この日出演予定だった大空直美さんが体調不良となってしまい、開催数日前に出演を見送ることなっていました。突然の出演見送りの多くのファンからねぎらいの声が届くなか、じつはこの日のライブでは”本来大空さんがいたであろう”ポジションがポッカリと空いたまま、ライブが進行していました。 ライブスタート時に一列となってキャストたちが登場したときも、「タッカー’s スキルアップアイランド」で円形のセンターステージで面々が円形に陣取ったときも、ポッカリと空いた場所。おそらくそこに大空さんによるタマモクロスがいたのであろうということは、誰の目にも明らかでした。 この「ふたり」ではデュオでの歌唱、その空白はより目に見える形になります。タマモクロスの歌唱パートではしっかりとボーカル部分が被さり、高柳さんのボーカルとハーモニーを奏でます。 だれかが代役を務めようとしたり、決まっていたであろうフォーメーションを調整したりといったこともありえそうですが、そういった判断をせずにあえて空白のポジションを作っていたのは、大空さんにとって帰ってくる場所をアリアリと示すものだと言っても過言ではありません。 「タマモクロス役の大空さんの代わりはいない」 「だからこそ回復を祈り、待っている」 じつは同じような演出(対応)は、「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」でも行なわれています。このときは、サイレンススズカ役・高野麻里佳さんが出演を見送ったタイミング。その後順調に回復された高野さんは、今回のライブでも元気な姿を見せてくれました。今後どこかのタイミングで、タマモクロス・大空さんが元気いっぱいに歌っている姿が見れれば、非常に嬉しいところです。 ところで、さきほど文章で”今回の公演で選ばれたウマ娘たち”と書かせてもらいましたが、この秋公演2日間通じて出走したキャストが7人いらっしゃいます。 フサイチパンドラ役の佳原さんにくわえ、高柳知葉さん(オグリキャップ役)、小島菜々恵さん(ラインクラフト役)、佐藤榛夏さん(シーザリオ役)、真名瀬日和さん(クロノジェネシス役)、鈴木日菜さん(アドマイヤグルーヴ役)、松田颯水さん(ステイゴールド役)の7人です。 この1~2年ほどでゲーム「ウマ娘」のなかで大きな話題を呼び、アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」が放映されていることも含めれば、この7人が選ばれていることを知っても納得できるところではないでしょうか。 ですがそれは同時に、2日間に渡ってライブに出演し、それだけ歌唱曲やダンスなどを覚えなくてはいけないことを意味します。アニメ作品やゲーム作品への収録をこなしながらこのライブに向けたレッスンをしていくわけで、松田さんはライブ終了後に「1ヶ月で12曲覚えた」という旨の投稿をしていたように、その難しさは計り知れません。 こういった視点で言えば、春・秋公演すべての日程に出走している高柳さんは、そういう意味ではまさに八面六臂な活躍といって差し支えないでしょう。そんななかで筆者が注目したのは、シーザリオ役の佐藤さんでした。 2023年に開催された「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND」の大阪2公演で初めて出走した彼女ですが、ラインクラフト役の小島さんとともに3年連続でイベントに出演し続けています。 この2日目のライブでは、ライブ終盤にゲーム「ウマ娘」メインストーリー第2部の世界観を関連メンバーとともに表現しました。佐藤さんは根本優奈さん(エアメサイア役)と「彩 Phantasia」を、小島さんと「transforming」を、重厚なサウンドと演出とともに体現しました。 特に「transforming」では、初日に高野さんと上坂さんが空中へと飛んでいくフライング演出が話題を呼びましたが、この日佐藤さんは小島さんと共にフライングし、シーザリオとラインクラフトの強い結びつき・想い合う心を描いてみせました。 またこのパートの直前には、和泉風花さん(ブエナビスタ役)とスペシャルウィークとともにステージへと登場し、「Everlasting BEATS」を披露しました。この曲は、2003年2月のセカンドアニバーサリーで実装された「グランドマスターズ -継ぐ者達へ-」のテーマソングといえる楽曲で、ウマ娘の起源とされる三女神をサポートAIへとしあげ、「血統」「繋がり」を意識した楽曲となっています。 作中でも”憧れの存在”、”運命的ななにかを感じる”、”親しい友人”という関係性となっているこの3人。今回のライブでは、メインステージに立つスペシャルウィークの足元から光が生まれ、LED仕様となった花道を通って、円形のセンターステージで歌うシーザリオとブエナビスタへと届いていくという映像演出がなされていました。 アリーナレベルで見ているトレーナー達からは角度的には見えないですが、客席から角度をつけてステージを観覧しているトレーナー達にはバッチリと見える演出となっており、LED画面を花道やセンターステージに敷いた工夫がもっともクリティカルに生かされたワンシーンでした。 ライブ2日目の最終盤、2つのパートを跨いで何度と無くステージに登場してパフォーマンスをしつづけた佐藤さんは、筆者から見てMVPではないかと思います。 アンコールにはこれまでのウマ娘を代表する「GIRL’S LEGEND U」「うまぴょい伝説」の2曲を披露。トロッコを使って会場を回るキャスト陣は、笑顔で手を振ってアピールしていき、みごとに大団円を迎えました。 ステージ奥に一列に並び、「ありがとうございました!」と一礼するキャスト陣。終演を迎えて”幕が下りる”のを表すように、左右へと分かれていたスクリーンが真ん中へと動いていく。キャスト陣が真ん中へとギュッと集まり、最後の最後まで観客たちへと手を振っていました。 春公演とはステージデザインや設計が大きく変わりましたが、豪華・ゴージャス・濃厚なライブ空間は変わらず表現されており、この日集まったトレーナーの多くの心を魅了したでしょう。 これまで「ウマ娘」内で展開されていたストーリーや個々の繋がりを音楽ライブへと昇華しながら、本来の熱量から縮こまったりスケールダウンすることなどなく、むしろより濃厚に、よりヴィヴィッドな形でパフォーマンスされていました。クールに、コミカルに、そしてハイボルテージに。ウマ娘らしさ全開な2日目公演となりました。 来年2026年2月24には5周年を迎える
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